1-2「石窯」の形と大きさ」はどんなのがあるのですか?
石窯の形はおおむね4つに分類されます。
1-3石窯はどんな材料でできているのですか?
火に強く蓄熱性のあるものなら何でも利用できます。又、均一材料でなくても、様々な材料を組み合わせて作る事もできます。下記に構造材として主に使われているを示しました。又、表面は熱による影響が少ないので、多様なデザインが可能なのも楽しみの一つです。
材 質 |
石窯の大きさ(幅又は直径) |
1. 自然石 |
*栃木県の大谷石(昔は塀や門柱、かまどによく使われていた)*千葉県の房州石(江戸時代はかまどによく使われていた) *東京都神津島の坑火石(サウナ風呂の壁面材として使用。) *山梨県、静岡県、鹿児島県の溶岩(焼肉プレートや敷石に使用) |
2. コンクリート |
*耐火コンクリートにするために、内部に気泡を作り、熱による膨を吸収し崩壊を防いでいます。アルミ粉による発泡やパーライト等の超軽量骨材を使用しているのはそのためです。 |
3. レンガ |
*耐火レンガ(耐火粘土とシャモットを原材料とし、高温で焼成したもの)溶鉱炉や焼却炉等の耐火物施設に使われています。伊豆韮山の反射炉の耐火レンガはオランダ製です。江戸時代にはまだ日本で作る技術がありませんでした。
*耐火断熱レンガ(耐火粘土と焼成後の空隙を作るための木粉を主な原材料として焼成したものです。 |
4. 土 |
*粘性土(荒木田土)、砂、石灰、わらすさを水でよく混ぜ団子状にして型枠に張り付けて整形する。その後十分乾燥させれば使用できる。型枠の形を変えれば自由なデザインを楽しむ事ができるのが特徴です。
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